エコー検査

エコー検査は、人間の耳では聞き取れない高い周波数の音波「超音波」を利用した、検査機器になります。
超音波を身体に照射し、跳ね返ってきた音波を画像に映すという仕組みになっています。

●エコー検査で確認できること

・骨折
・軟骨損傷
・靭帯損傷
・腱損傷
・肉離れ
など。

レントゲンでは骨実質しか映らないため、骨折の判断に限られます。
しかしエコーでは、軟骨をはじめ、筋肉や腱、靭帯といった軟部組織も観察できるようになっています。

●エコー検査の特徴

・身体に無害である

エコー検査では、CTやレントゲンのように放射線を利用していません。
そのため身体には無害であり、妊娠中の女性や高血圧の方にも使用されています。
超音波は非常に細かい振動のため、照射によって痛みを感じることはありません。

・細かくチェックできる

身体には無害のため、こまめに組織の回復状態を確認できます。

・リアルタイムで確認できる

エコーでは、リアルタイムで身体の状態を映せます。
動かしながら組織の状態を確認できるため、運動療法との相性も良くなっています。

・症状を発見しやすい

エコーは解像度が高いため、レントゲンやMRIでは映らない、細かい組織損傷も発見できることがあります。

●正確に身体の状態を確認できる

整骨院では、主にカウンセリング（視る・触る・聞くなど）で身体の状態を判断することになります。
レントゲンが使用できないため、外部からの観察や経験に頼ることになります。

しかし、カウンセリングにエコー検査が加わると、筋肉や靭帯の損傷など、より正確に身体の状態を確認できるようになります。
※骨折の疑いがあれば、スムーズに医療機関に送ることもできます。

●施術方針を理解しやすくなる

原因がはっきりとすれば、「痛みがある箇所をなんとなく揉んで様子をみる」という曖昧な施術は避けられます。
エコー検査では、患者様にとっても施術方針を理解しやすくなります。

●回復具合を確認できる

エコー検査を使用すると、「筋肉」「靭帯」「骨」などの回復具合を確認できます。
施術の効果を確認することで、患者様も安心感を得られやすくなります。

エコーは身体の中をみる機械です。
身体に超音波を送信して、骨・筋肉・腱・靭帯・軟骨などの組織からの反射を映像化することで身体の断面図をみることが出来ます。

当院では日常でのケガやスポーツでのケガに用いています。
特に外側型野球肘（離断性骨軟骨炎：OCD）の検査に多く用いています。

離断性骨軟骨炎は症状が無くても進行していることが多く、症状が出た時にはもう遅く手術となってしまうケースがあります。
エコーで検査することにより早期発見をして対処することが可能です。

野球をやっている子で特にピッチャーとキャッチャーは痛みが無くても3ヶ月、野手の子でも半年に1度の検査を推奨しています。