特殊電気療法

「立体動態波」とは、異なる3つの方向から流れる中周波が重なり合うことで生じる、動態干渉効果によって生み出された電流のことを呼びます。

この立体動態波によって、従来届きにくかった深部への刺激が可能となり、トレーニングや鎮痛などに優れた効果を発揮できます。
多彩で効果的な最新施術が、この1台で行えるようになっているのです。

筋肉・靭帯・神経に対するリラックス効果と血流促進を働きかけ、筋肉トレーニングとしても使える、画期的な刺激療法です。

当院では主に「筋肉トレーニング」と「自律神経へのアプローチ」を目的として、立体動態波を使用しています。

超音波療法は、人間の耳には聞こえない20kHz以上の高い振動数をもつ超音波を、身体に作用させます。
音の振動によって摩擦熱を発生させる「温熱効果」と、人間の手では不可能な「ミクロマッサージ効果」を発揮できるのです。

超音波療法の効果は、高い周波数によるミクロマッサージ効果（1分間に数百万回の振動）で、筋・腱の緊張緩和や関節のこわばりを緩和します。
また温熱作用により、通常の温熱器に比べると深部の血流を促進させ、疼痛を緩和する作用が期待できます。

深部までの温熱効果で、手が届かない筋・腱・靭帯といった深い組織に働き、損傷部位の回復を促します。
当院では主に「外傷性の捻挫」や「四十肩・五十肩」の施術に超音波療法を使用しています。

LIPUSは低出力パルス超音波療法 （Low intensity pulsed ultrasound）の略で、骨折治癒を促進できる、今までにない最新の施術法です。1日20分間の照射を毎日行うことで、LIPUSを行わなかった骨折への施術と比べて、骨が癒合されるまでの期間が約40%短縮された臨床報告があります。

また、LIPUS照射による施術中の痛みや違和感、不快感などは少なくなっていますので、刺激が苦手な方でも安心して受けられるようになっています。

当院では、骨折や重度の捻挫の施術にLIPUSを使用しています。

身体にはもともと微弱な電流が流れており、生体電流と言います。MCRは生体電流と同じような、レベルのごく弱い電流です。
筋肉に微弱な電気刺激を与えることで、ケガや痛みの施術に効果を発揮します。

スポーツの分野でも、MCRは運動後のコンディショニングケアに使用されています。

特に肉離れや打撲、捻挫、骨折といったスポーツ時のケガや、急性の痛みの回復をサポートすることが期待されます。
当院でも急性期の肉離れ、打撲、捻挫などにMCRがよく使用されています。

●立体動態波

主に四十肩・五十肩やアウターマッスルトレーニングなどに使用しています。
特に四十肩・五十肩では立体動態波を流しながら関節の運動療法をするととても効果的です。
トレーニングでは、膝の痛みに対して立体動態波をおしりにかけてあげることにより、骨盤周りが安定し膝にかかる負担が軽減します。

●超音波療法

超音波は関節に強く、主に捻挫や顎関節症などに使用しています。
足首などの捻挫の施術に超音波は強い効果を発揮しますが、当院では顎関節症の施術でLIPUS（ライプス）と併用することによって施術効果を上げています。

●LIPUS（ライプス）

LIPUSは骨折を40％早く修復できます。
当院では骨折の患者さんや重度の捻挫の患者さんの早期回復に使用しています。

●MCR（マイクロカレント）

壊れてしまった組織の回復に力を発揮します。
痛みを緩和させる時はハイボルトや立体動態波を使用し、その後にMCRを流すと組織の回復を促してくれるので改善を早くすることが出来ます。